図書館に行くと、「文学全集」が目に入ることがある。 「文学全集」というものがある、というのは若い頃に知ったけれど、 それを図書館で見つけた時は、ちょっと感動した。 本当に立派な本で、一冊一冊がしっかりしている。 その立派な本が何冊もある作家もいて、背表紙を目で追った。 図書館に置いてある全集には一冊にたくさんの作品が収められていることもあるから、 その本が何冊もあるということは、本当にたくさんの作品を残したんだと思った。 全集が出ている作家の名前を順番に見て、いつか読んでみたい、と思った記憶がある。
小説を一冊書くのにどれぐらいの時間がかかったのだろうか。 僕の場合は、PCで書いているけれど、順調にいっても二、三か月はかかるだろうか。 もちろん、作品の長さにもよるだろうけれど、明治とか大正とか昭和初期の作家は、 原稿用紙にペンで書いていたと思うから、今よりももっと書くのに時間がかかったのかもしれない。
もしかしたら、一日中旅館なんかに缶詰になって、原稿用紙に向かって、 すごい集中力でたくさんの作品を仕上げたのかもしれない。
全集の背表紙を見て、いつか読んでみたい、と思ったけれど、 読んでみたい、という本がたくさんある。 気になった作品で読んだものもあるけれど、まだ読んでない作品が本当にたくさんある。 今は電子書籍で全集が読めることもあるみたいだ。 読んでみたい、と思ったものはどんどん読んでいきたいと思った。
(2023.12.03 19:08:11)


